先日、私の原稿にクレームがありました。国民年金保険法の保険が入っていくのは、重大な間違いです。厚生年金保険法とはその理念と社会的役割が違うということでした。
つまり、「国民年金は保険ではなく、厚生年金は保険である」のようです。
国民年金法の第1条で憲法代25条の「最低生活の保障を営む権利」に基づき健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的としています。一方、厚生年金保険法は「労働者の老齢事故の保険事故に対し、生活の安定と福祉の向上に寄与する」としています。財政の均衡等を謳っています。実際、公的年金で生活していくのが大変な現状では、なかなかピントこないのが実感ですが、もう少し、国民年金の給付が上がれば良いと考えます。最低保障年金も、一つの考え方かも知れません。
|